受験勉強はいつから始めればいい?志望大学合格のためのスケジュール

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高校受験の時は「3年生の夏くらいから受験勉強始めました!」「本格的に勉強始めたのは秋以降!!!」という人も多いかと思います。

しかし、中学の内容に比べて高校の勉強内容は難しいし量も多い。。。

大学受験は高校受験に比べてめちゃめちゃハードそうだなぁと漠然と感じているのではないでしょうか。。。

本記事では、

志望大学に合格するためには、いつから受験勉強をはじめたらいいの?

大学受験はどういうスケジュールでしていけばよい?

という疑問にお答えしたいと思います。

筆者について

大学受験物理講師・ともくん

青森県出身。37歳。

経歴 東北大学物理学科→東北大学大学院理学研究科物理学専攻→公務員(教職ではない)→塾業界に転職。講師歴約10年(物理・数学)

歴代合格実績:旧帝大医学部、国公立大・私大医学部、東工大、旧帝大等多数

長い講師歴で数千人近くの生徒を送り出してきました。実際にいろいろな生徒と接する中で培った経験値を活かして、より多くの読者の皆様が将来の夢をかなえることができるようお手伝いできればと思っています。

目次

大学受験勉強はいつから始めればいい?

大学受験の勉強は、いつから始めればいいでしょうか?ここでは、受験勉強の理想的なタイミングとその理由についてご説明したいと思います。

結論を言うと高校2年生の冬くらい

高校生は部活等で多忙な毎日を送りがちです。「部活がひと段落してから!」「大学受験の勉強は3年生になってから!」と思っている生徒も多いでしょう。

実際、講師歴10年の私の経験上、大学受験の勉強を本格的に始めるのは3年生になってからという人が多いです。3年生になってから少しずつ勉強を始め、6月頭で部活を引退するので、本格的にギアが入るのがこの頃。。。みたいな感じです。

しかし、勉強時間が足りず「もう少し時間があったら追いついただろうな」と思う生徒は結構います。

正直なところ、大学受験の勉強は最低でも高校2年生の冬くらいには始めたいところです。もちろん、志望校と現在の学力の差にもよりますが。。。

高校2年生の最低でも冬くらいには始めた方がいい理由

ここでは、高校2年生の冬くらいには始めた方がいい理由について説明していきたいと思います。

理由としては、

  • 高校範囲は量が多い
  • 難易度が高い
  • ライバルが高校3年生からはじめるので

があげられます。

理由①:高校範囲は量が多い

まず、高校範囲は量が多いです。

例えば数学。数学は理系では数学Ⅰ、A、Ⅱ、B、C、Ⅲと教科書が6冊渡されます。文系の場合は数学Ⅰ、A、Ⅱ、B、Cと教科書が5冊渡されます。教育業界では教科書1冊で中学数学3年間分くらいの量とよく言われます。単純計算、数学だけで中学の6倍(5倍)あるわけです。

英語の場合、中学で覚えなければならない英単語は1600語~1800語と言われています。一方、大学受験では、共通テストレベルで4000語~6000語、難関大レベルで6000語~7000語と言われています。

このように、高校受験に比べて、覚えなければならない事がまず多いです。

共通テストを受けるのならなおさらです。共通テストは

スクロールできます
理系国語英語数学①数学②理科①理科②社会①情報Ⅰ
文系国語英語数学①数学②理科基礎×2社会①社会②情報Ⅰ

の計8科目で行われます。実際問題、高校3年の1年間で勉強が足りない生徒はいっぱいいるかと思います。

理由②:難易度が高い

大学受験は高校受験と比べると倍率や難易度が格段に上がります。また、大学受験は国公立大学でも私立大学でもだいたい3倍くらいです。難関大学(旧帝大や早慶等)の場合はさらに熾烈なサバイバルゲームが待ち受けています。

志望校の入試問題を見てみましょう。知識のみで解ける問題というのは少ないのではないでしょうか?大学受験では知識だけでなくその知識を使ってどう問題解決する力(つまり応用力)が必要になってきます。

大学受験がどれほど大変かというのは以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。

理由③:ライバルが高校3年生からはじめるので

上記のとおり、大学受験の勉強を本格的に始めるのは3年生になってからという人が多いです。ライバルに勝つためには同じ時期から勉強を始めても勉強量では差がつきません。大学受験の倍率が3倍くらいである以上、勉強量で差をつけておいた方が受験競争で優位に立つことができます。

また、ライバルとなるのは当然高校3年生だけではありません。1年間多く勉強を積み重ねてきた浪人生、学習進度が大きく違う中高一貫性も加わってきますので、高校受験とは戦うライバルがより強敵です。

大学受験にむけた3年間の勉強のスケジュール

ここでは、大学受験に向けた理想的なスケジュールを上げていきたいと思います。

高校1年生

まず、しっかりと定期テストできちんと点をとることが必要です。定期テストの勉強をサボると、推薦等の入試の幅を狭めることになりますし、一般受験するにしても受験勉強を始める前の借金になりかねません。高校1年生は部活やイベント等で忙しいですが、定期テストでしっかり点数を取っておくためにフルスロットルでなくとも毎日少しずつ勉強する習慣を身につけることが重要です。勉強する習慣があれば、いざ大学受験勉強となった時でも、すんなりと勉強モードにはいっていくことができます。

また、1年生で自分が文系にいくのか理系にいくのか決める必要があります。この文理選択によって2年生以降で学ぶ科目や受験する大学・学部、将来的にどのような道に進んでいくのかが変わってきますので、いろいろな情報に触れ、自分で考え、文理選択をしっかり後悔がないようにしていきましょう。

文理選択については、以下の記事に詳しく書きましたので、合わせてご活用ください。

高校2年生秋まで

なかだるみの高校2年生と言われていますが、しっかりと定期テストをとらなければならないのは1年生時と同様です。それに加え、志望校や志望学部をより明確にしていきましょう。最低でも高校3年生の春には志望校・志望学科が決まっている必要がありますので、オープンキャンパスや資料の取り寄せ、ネット検索等を用いていろいろ調べていく必要があります。

また、文理選択により、文系・理系に分かれたので、勉強の比重が大きく変わってくるかと思います。

文系→国語・英語・数学・地歴公民

理系→英語・数学・理科2科目

志望校が決まっていれば、大学受験の配点の比重から勉強する科目の優先度がわかるかと思います。

高校2年生冬から8月まで~基礎力を身に着ける~

いよいよ受験勉強のスタートです。高校3年後半で、応用問題・発展問題を取り組むためには、この時期にある程度、忘れていることを思い出しておく必要があります。

英語であれば英単語や英語文法の確認、数学であれば青チャート等で忘れている公式の確認、当然知っておかなければならない解法等を思い出しましょう。

ここで基礎をある程度固めておけば、9月以降より多くの応用問題に取り組むことができ、他の受験生に大きく差をつけることができます。

9月から11月まで~応用力を身に着ける~

この時期は、応用力を身に着ける時期になります。夏休みまでに養った基礎力を土台に、入試レベルに対応できる応用力を身に付けましょう。

例えば、入試問題が載っている問題集等を通して、1学期に学んできた知識・解法をアウトプットする練習をしていきます。

12月から受験まで~過去問演習、実戦力を身に着ける~

この時期は、共テ対策、志望校・併願校の赤本をやっていく時期になります。

入試本番で力を発揮するための、時間配分を意識して過去問を繰り返し解くなど、実戦力を磨きます。

入試直前期でも、過去問を通じて、理解が浅い単元や忘れている事項など必要なときには基本から確認するなど最終調整をしていきましょう。

この記事のまとめ

以上、受験勉強はいつから始めればいい?志望大学合格のためのスケジュールという内容について解説させて頂きました。

記事の内容をまとめると以下の通りです。

▼この記事のまとめ

  • 受験勉強は、最低でも高校2年生の冬くらいから始めよう
  • 勉強スケジュールは『高校2年生冬から8月まで~基礎力を身に着ける~』『9月から11月まで~応用力を身に着ける~』『9月から11月まで~応用力を身に着ける~』『12月から受験まで~過去問演習、実戦力を身に着ける~』

このほか当ブログでは、高校生活、大学受験に関する情報を多数掲載しています。あわせてご活用ください。

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