【高校生・大学受験生】夏休みの理想的な勉強時間と時間を確保するコツ

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夏休み等長期休みは勉強する人と部活や遊びに全力を尽くし全然勉強しない人と分かれます。

実際、長期休みに勉強した人、勉強してない人では成績に大きな差が開いてしまいます。次の学期、大学受験に備えて、長期休みにはある程度勉強をしておいた方がいいのは当然です。

本記事では、

夏休みはどれくらい勉強した方がいいのか

夏休みには何を勉強した方がいいのか

といった疑問を持っている高校生の皆さん、またはそれを見守る保護者様の疑問に答えたいと思います。

筆者について

大学受験物理講師・ともくん

青森県出身。37歳。

経歴 東北大学物理学科→東北大学大学院理学研究科物理学専攻→公務員(教職ではない)→塾業界に転職。講師歴約10年(物理・数学)

歴代合格実績:旧帝大医学部、国公立大・私大医学部、東工大、旧帝大等多数

長い講師歴で数千人近くの生徒を送り出してきました。実際にいろいろな生徒と接する中で培った経験値を活かして、より多くの読者の皆様が将来の夢をかなえることができるようお手伝いできればと思っています。

目次

【学年別】長期休みの1日あたりの理想的勉強時間

志望大学のレベルにもよるのですが、大学受験で志望校合格を果たすためには、夏休みはある程度勉強時間を確保することが必要となります。

大学受験は高校受験と違い、倍率が3倍、下手したら10倍以上となるような、なかなかの熾烈なサバイバルレースになってしまいます。

大学受験の大変さに関しては、以下の記事で紹介していますのでご活用ください。

ここでは、そんな熾烈なサバイバルレースを勝ち抜くために、夏休みにどれだけ勉強時間を確保すべきか、講師歴10年の私の経験を踏まえて解説したいと思います。

高校1年生

結論を言うと、1日あたり4時間くらいは勉強時間を確保したいところです。

「1学期の定期テストが思ったとおりの成績がとれなかった」「学校の授業についていけない」と思っている生徒にとっては、挽回する大きなチャンスにもなるのが夏休みです。

高校の内容は、「昔習った内容を使って」がとても多いのが特徴です。例えば数学では、1年生で習った「2次関数」を使って2年生で「三角関数」や「指数・対数関数」、「微分・積分」に応用するとか、1年生で習った「三角比」を応用させて「三角関数」にとかです。

ですので、昔の内容を忘れていると、授業内容についていくのが難しくなります。比較的時間に余裕のある長期休み中に、できるだけ克服しておくと安心です。

また、志望大学が難関大の生徒は、難易度の高い問題にチャレンジしてもいいかもしれません。

せっかくの高校ライフはしっかり満喫するべきと私は考えます。遊びや部活等の高校生活はとても貴重であり、高校ライフから学ぶことは多いと思います。しかし高校ライフを満喫してばかりでは、2学期以降の勉強が心配です。ダラダラせず遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強すると生活にメリハリをつけていかなければなりません。

1日あたり4時間くらいであれば、忙しい部活に所属している生徒でも、確保できるはずです。例えば、午前中2時間勉強→午後部活or遊び→夜2時間みたいに。

高校2年生

少しずつ大学受験を意識していかなければならない時期に来ています。夏休みは1日あたり5、6時間は勉強しましょう。

1年後には1日中勉強しなくてはならない生活が始まります。少しでも長時間の勉強に慣れていく必要があります。

難関大や医学部医学科を目指すような生徒さんは、勉強時間が5、6時間では足りないかもしれません。高校2年生になれば、進研模試や河合塾、駿台等の模試を受けているはずなので、自分の志望校が何判定か、どれくらい頑張らなければならないかというのが少しずつ見えてきているはずです。判定によっては、1日8時間とか10時間近くの勉強をしなくてはならないかもしれません。

この頃になると重点的に勉強すべき科目も変わってきます。自分の志望する大学を調べてみましょう。大学によっては、数学の配点が高いとか、英語の配点が高いとかあります。受験を意識するのであれば、その配点を意識して勉強時間を確保した方がよろしいかと。

まだ、志望校が決まっていない人は、理系・文系の入試の特徴を意識して勉強しましょう。

大学入試の重点科目、仕組み等は以下の記事で紹介していますので、ご活用ください。

大学受験生

さすがに受験勉強を始めていないなんて人はいないと信じたいです。

夏休みは大学受験の天王山と言われています。

ここで、頑張らなければ、ライバルに大きく差を広げられてしまいます。夏休みは最後の基礎固めのチャンスです。9月になり学校が始まると、模試ラッシュも始まり、基礎的な内容を確認する時間は限られてきてしまいます。

そして、少しずつ応用問題に手を出していく時期でもあります。

一般的に、夏休みの受験生の勉強時間は1日10時間以上と言われていますが、正直、1日24時間あるのに、半分も勉強していないのは、個人的に『?』となってしまいます。

睡眠に6時間、ごはん、お風呂、移動、休憩に4時間くらいとられるとして、最大14時間くらいはいけるのでは?

大学受験講師としては、やはり12、13時間くらいは勉強してほしいと思うところです。

夏休みはオープンキャンパスに行こう

オープンキャンパスとは、その大学に興味を持っている生徒や保護者を対象として、学校の施設を公開するイベントです。

参加することで、学校の雰囲気やどんなことを学べるのか等を実際に確認することができます。

オープンキャンパスは、主に7月末から11月頃に開催されます。特に、夏休み中はいろいろな大学で開かれるので、夏休み中に3校、4校と大学をまわる生徒もたくさんいます。

高校3年生は受験勉強に本腰入れなければならないので、何校も行ってまわることはできません。行けても1、2校だと思ってください。

ですので、高校1・2年生のうちにいろいろな大学を見てみることをおススメします。志望大学が決まっていなかった生徒もオープンキャンパスの参加がきっかけで「この大学に行きたい!」となる生徒も実際見てきました。

オープンキャンパスについては、以下の記事に詳細をまとめましたので、ご確認ください。

夏休みの勉強時間を確保するコツ

コツ①:生活リズムを整える

まずは学習習慣を崩さないことが必要です。

私自身もそうですが、休みになると必要以上に寝てしまい、1日を無駄にしてしまうなんて経験はあったかと思います。夏休みはそんな生活に陥りがちです。

そうならないためにも、普段学校の日と同じ時間に起きて活動するというのを心がけましょう。

次の日休みだからといって、夜遅くまで勉強というのもあまりおすすめはできません。夜頑張りすぎて、次の日昼過ぎまで寝てしまい、1日を無駄にするみたいになってしまう可能性があります。

それであれば、朝いつも通り起きて朝勉強してから、部活に行く、遊ぶという生活をした方が有意義に過ごせるでしょう。

コツ②:スキマ時間を有効活用する

夏休みは部活等で忙しくてなかなか勉強時間が確保できない人もいるかと思います。そんな人はスキマ時間を有効活用して勉強していくのがおすすめです。

電車に乗っている間、休み時間、食事中、スキマ時間はいくらでもあります。

例えば、電車に乗っている間、単語帳を見て覚えたり、教科書を読んで復習したり、スマホで授業動画を見たり等できることはいろいろあるはずです。

たかだか数十分といったスキマ時間でも、夏休みは40日くらいありますので、この地道な努力が大きな差となっていきます。

コツ③:学習塾・予備校の夏期講習等を利用する

半強制的に勉強させられるので、ついついサボってしまう人には、学習塾、予備校等の夏期講習がおすすめです。

たまにですが、1人だとサボってしまうので、夏期講習期間中に大量に授業を受講し、コマ漬けにする生徒さんもいます。個人的にはあまり効率的な勉強方法とは思いませんが、確かに自分の力で勉強量を確保できないのであればやらないよりはマシだと思います。

自習室を使うために必要なコマだけ受講し、自習室をフルで使うという生徒さんもいます。夏期講習中は朝or昼から開いていますので、開室と同時に自習室を使い始め、閉室とともに家に帰っていくなんて受講生も多いです。

この記事のまとめ

以上、夏休みの過ごし方という内容について解説させて頂きました。

記事の内容をまとめると以下の通りです。

▼この記事のまとめ

  • 『1年生は4時間』『2年生は5、6時間』『受験生は12、13時間』勉強したいところ
  • 夏休みはオープンキャンパスに行こう
  • 夏休みに勉強時間を確保するためのコツとしては「①生活リズムを整える」「②スキマ時間を有効活用」「③学習塾・予備校の夏期講習を利用する」

このほか当ブログでは、高校生活、大学受験に関する情報を多数掲載しています。あわせてご活用ください。

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