高校の定期テスト勉強はいつから始めるべきか?乗り切るためのコツ

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中学の定期テスト勉強は「テスト直前から勉強を始めてもなんとかなった」「1週間前から始めれば、なんとかなった」という生徒もいらっしゃるかと思います。

しかし、高校の定期テストはそんなに甘くはありません。

同じように1週間前から始めた結果、「社会をノー勉強で突っ込む!」と前日に宣言していく生徒をどれほど見てきたことでしょうか。

時間がない人が犠牲にする科目はなぜか毎年、社会科目なのですが、そんな失敗をしないために生徒の皆様の

「高校の定期テスト勉強はいつから始めるのがよい?」

「高校の定期テストをうまく乗り切るためのコツは?」

といった疑問について解説していきたいと思います。

筆者について

大学受験物理講師・ともくん

青森県出身。37歳。

経歴 東北大学物理学科→東北大学大学院理学研究科物理学専攻→公務員(教職ではない)→塾業界に転職。講師歴約10年(物理・数学)

歴代合格実績:旧帝大医学部、国公立大・私大医学部、東工大、旧帝大等多数

長い講師歴で数千人近くの生徒を送り出してきました。実際にいろいろな生徒と接する中で培った経験値を活かして、より多くの読者の皆様が将来の夢をかなえることができるようお手伝いできればと思っています。

目次

まず、定期テストを乗り切るコツの前に高校の定期テストがどれくらい大変かを説明する必要があります。中学時代はメイン科目として、英語、数学、国語、理科、社会の5科目でした。

高校では各科目さらに細分化され、科目数が増えます。例えば、高校1年生で扱う数学は多くの学校で「数学I」と「数学A」の2つに分かれます。また、英語では「英語コミュニケーションI」と「論理・表現I」の2つに分かれます。当然、定期テストも高校では科目数が増えます。

また、義務教育を終え、より専門的かつ抽象的な概念を扱いますので、どの科目も内容は一段と難しくなってしまいます。

進学校では「次の定期テストまでにテスト範囲の問題を問題集から10ページ!、20ページ!」とか普通にあるので、課題の量も尋常でありません。

以上のように、中学時代と比べ、科目数、難易度、課題の量も増えてしまうので、1週間程度の対策でなんとかなるものでは当然ありません。

冒頭で述べたとおり、生徒は定期テスト対策で時間が無くなると社会科目を犠牲にする傾向があるようです。おそらく、数学はどの学校も課題量が多く逆に社会は課題がほとんどない学校が多いので、課題をこなしているうちに自然と時間が無くなり、社会科目が犠牲になるのだと思います。

詳しくは以下の記事で紹介していますので、ご活用ください。

実際、テスト範囲が実際出てくるのはテスト1週間前とかです。また、部活動がテスト休みに入るのは1週間前からという学校がほとんどです。

しかし、高校の定期テストの大変さのところで説明したとおり、1週間程度でなんとかならないのが高校の定期テストの特徴です。

毎年「定期テスト前日は徹夜で定期テスト勉強!!!」みたいな生徒が一定数出てきますが、テスト本番で頭がまわらなくなってしまっては元も子もありません。また、「課題に追われてテスト勉強が十分にできてない!」みたいな生徒もこれも高校生あるあるです。

「定期テスト対策は2週間前から」と紹介しているサイトも多いですが、実際、2週間前からの定期テスト対策では講師歴10年の私の肌感覚では少し足りないような気がします。特に数学に苦手意識を持っている生徒は、2週間では「課題をやっておしまい状態」になってしまっている傾向があります。

以上のようなことにならないように、定期テストの勉強は3週間前から始めるのがベストでしょう。

3週間を「定期テスト3週間前~1週間前」「定期テスト1週間前~直前」に分けて、勉強計画を立てると勉強がはかどります。以下のように勉強していくのがおすすめです。

定期テスト3週間前~1週間前

部活とかもあるかと思いますので、実際はフルスロットルで定期テスト勉強に集中することはなかなかできません。しかし、テスト直前1週間で課題に追われることがないように、3週間前からできることはやっておきましょう。

<3週間前からやっておくべきこと>

  • どれだけ課題があるのか、その課題をこなすのにどれくらい時間が必要か把握する。
  • 課題を少しずつ進めておく(特に課題量が多くなる傾向がある数学)。
  • 課題をすすめながら苦手分野をチェックしていく。
  • 英単語や社会のワード等スキマ時間を使って暗記しなければならないものは覚えておく。

以上のことをやっておくだけでも、直前1週間で課題に追われることなく、定期テスト対策にしっかり集中することができます。

定期テスト1週間前~直前

前もって課題をやっておけば、直前1週間前はある程度ひととおりテスト範囲を触れた状態で直前期に突入することができたと思います。

<1週間前から直前までにやっておくべきこと>

  • 残りの課題をなるべく早めに終わらせる。
  • チェックした苦手分野をもう一度学習する。うろ覚えの単語、用語をつぶす。何度もつまづく問題があれば覚えるまで繰り返し演習する。
  • テスト前日は、次の日のテストの科目をもう一度1周する。

ここまでやれば、万全な状態で定期テストに臨むことができ、定期テストで高得点をとることも可能になります。

定期テスト対策のために、普段からやっておくべきこと

ここからは、定期テストのために普段からやっておくべきことを解説していきたいと思います。普段の勉強の質を上げれば、定期テスト直前に課題が早めに終わり、余裕をもって直前の1週間を過ごすことができます。また、より難易度の高い問題にもTRYすることができるようになるので、大学受験の通過点という観点からも効率の良い勉強をすることができます。

①:学校の授業に集中する

授業中に眠ってしまう人、集中して聞いていない人は注意です。眠ってしまう人は、いざ課題をやる、定期テスト対策をするとなったときに、一から調べる必要が出てきてしまい、余計に時間がかかってしまう原因となってしまいます。

授業をちゃんと聞き、授業時間内にある程度解決できていれば、後々それを取り返すために時間をとる必要はありません。わからないことがあれば、学校の先生、塾の先生、友達等々質問し、その日のうちに解決しましょう。

どうしても授業中に眠くなるという気持ちはわかります。しかし、授業中寝てしまうのなら、家で勉強せずすぐに寝てしまった方がマシです。

②:予習・復習を欠かさずする

高校生になると学校の授業を効率よく理解するためには、予習・復習が必要となります。年間の授業で扱う内容が多いので、説明する先生ににも定着させるのに十分な演習時間と解説をする時間はありません。その分、演習・定着・理解を自分の力でやる必要が出てきます。

特に復習は大切です。理想的な形としては、

  • 習った日に教科書・ノートを見返し、演習問題もやる
  • 週末にもう一度復習
  • テスト前に再度復習する

でしょう。普段から復習しておくことで、テスト直前に一気に詰め込む必要がありません。

③:長期休みにはそれまでの復習をする

高校の内容は、「昔習った内容を使って」がとても多いのが特徴です。例えば数学では、1年生で習った「2次関数」を使って2年生で「三角関数」や「指数・対数関数」、「微分・積分」に応用するとか、1年生で習った「三角比」を応用させて「三角関数」にとかです。

ですので、昔の内容を忘れていると、授業内容についていくのが難しくなります。また、定期テスト勉強、課題をこなす際に、解答解説に書いてあることが理解できず、勉強が止まってしまうことも多くなってしまいます。

この記事のまとめ

以上、高校の定期テスト勉強はいつからはじめるべきか。高得点をとるためにやるべきことは何かについて解説させて頂きました。

記事の内容をまとめると以下の通りです。

▼この記事のまとめ

  • 高校生になると科目数、難易度、課題量も全てがアップ
  • 定期テスト対策は3週間前から計画的にすすめるべきである
  • 普段からやるべきこと「授業に集中する」「授業の予習・復習する」「長期休みに今までの内容を復習する」をきちんとやる。

このほか当ブログでは、高校生活、大学受験に関する情報を多数掲載しています。あわせてご活用ください。

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