【高校生・大学受験】Z会と進研ゼミどちらがおすすめ？

通信教育講座で聞けば、増進会が運営する「Z会」＆ベネッセが運営する「進研ゼミ」が有名です。

大学受験対策として「Z会」と「進研ゼミ」のどちらにしようか迷っているという生徒も多いのではないでしょうか？

本記事では、そんな

進研ゼミ高校講座とZ会高校講座の違いは何か

進研ゼミ高校講座とZ会高校講座のどちらにした方がいいか

の疑問にお答えしたいと思います。

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Z会と進研ゼミ高校講座の違い

まず、『Z会』と『進研ゼミ高校講座』の比較ををざっと表にしてみました。

	Z会	進研ゼミ高校講座
対象レベル	発展レベル（学習が得意な高校生）	基礎～応用レベル（全高校生）
受講可能科目	英・数・国・生・化・物・日・世・地・小論文	英・数・国・生・化・物・日・世
学習スタイル	タブレット＋紙テキスト スマホ＋紙テキスト	スマホ＋紙テキスト
添削指導	あり	あり
質問対応	あり	あり
合格実績 （2023年度）	東京大学：1,263名 京都大学：1,010名 早稲田大学：4,244名 慶応義塾大学：1,691名 医学部医学科：1,390名 北大/東北大/名大/阪大/九大/東工大/一橋大：2,320名	国公立大：8,246名 （東大・京大152名、旧帝大 830名） 私立大：30,352名 （早慶上理1,181名、MARCHG 2,674名等） 推薦入試：9,166名
月額料金	3教科料金：約11,000円～12,000円 ※１教科ずつ受講可能	3教科(5教科対応)料金：約9,000円～11,000円 ※１教科ずつ受講可能
公式サイト	Ｚ会	進研ゼミ高校講座

詳細は以前、以下のブログ記事で書きましたので、ご活用ください。

対象レベル

Z会

「Z会」は、難関受験校に強いことで知られる通信教育講座です。実際のところ、他の通信教育と比べるとやや難易度は高めの問題なので、ある程度の基礎学力（偏差値55〜）が身についている人におすすめです。

1年生	・東大 ・最難関 ・難関
2年生	・東大 ・京大 ・最難関 ・早慶大 ・難関
3年生・大学受験生	・東大 ・京大 ・最難関 ・早慶大 ・難関

Z会にも共テ対策講座はありますが、共テ対策講座でも「8・9割を目指す生徒向け」なので難易度的には結構高めです。実際問題のレベルとしては河合塾の黒本や駿台の青本以上に難しいです。

進研ゼミ

「進研ゼミ」は、忙しい高校生活の中で勉強と高校生活の両立をはかることを目的としています。そのため定期テスト対策や授業の予習復習に重点を置いていますので、選択するコースにもよりますが難易度自体はそれほど高くありません。

一応、コースとしては以下の表のようになっています。

「学習が得意な生徒」にとっては「逆に簡単すぎるかな？？」ということを懸念される人もいるかもしれませんが、学習が得意と自負している方も、最難関大挑戦コースや、東大・京大、難関大国公立、早慶上智等のコースもありますので、どのレベル層でも対応できるようになっています。

受講可能科目

Z会、進研ゼミともに1科目から対応可能です。科目のバリエーション自体はZ会と進研ゼミで大きな差はありません。

	Z会	進研ゼミ
1年生	英・数・国・理科基礎・歴史総合	英・数・国（3教科受講の場合、理科・地歴公民も）
2年生	英・数・国・生・化・物・日・世・地・理科基礎・歴史総合・小論文	英・数・国（3教科受講の場合、理科・地歴公民も）
3年生	英・数・国・生・化・物・日・世・地・小論文	英・数・国・生・化・物・日・世

学習スタイル

Z会

＜高1・高2＞

「カリキュラム学習」と「入試演習」という2つの学習に取り組みます。さらに、2つの学習のデータをAIに連携することで、最適な学習を実現します。

＜高3・大学受験生＞

「入試演習」と「良問問題集」、「カリキュラム学習」という3つの学習に取り組みます。志望大別の演習に取り組む「入試演習」を軸に、アプリを用いた「良問問題集」で個々の定着度・理解度に合わせて学習を進めていきます。「カリキュラム学習」では単元ごとに学習し入試の基盤も固めることできます。

進研ゼミ

＜高1・高2＞

平日は通学時の電車内等のスキマ時間を使ってスマホ学習、休日やテスト前には厳選された定期テスト予想問題を、長期休暇等には志望大レベルに合わせた復習の問題集等を一気にやるというのが基本の学習スタイルです。

特徴的なのはスマホ学習です。テキストと連動したスマホ学習をすることで、1回5分で要点をしっかりと押さえた予習復習することが可能です。また、スマホアプリのAI診断や進研模試の結果から、苦手な単元をあぶりだし、問題演習と解説動画で苦手を解消していくことができます。スマホ学習には以下のような様々なアプリがあります。

＜利用できるスマホアプリ＞

速攻Q暗記よく出る基礎	テスト範囲の単語・用語・公式の暗記から理解まで、スマホでサクサク確認！
予習復習 効率UPアプリ	スマホでサクサク確認できるから、自分でイチから調べると時間がかかってしまうテスト勉強の疑問解消や、予習・復習を効率的に進められる！
AI StLike-個別弱点攻略AI	AIが解答傾向を分析して一人ひとりに最適な問題を出題。最短ルートで苦手を克服して、難関大合格への実力を伸ばす。
解説動画ライブラリー	動画は最大５分！ピンポイントで「わからない」をサクッと解決。
高校生サクセスナビ 高校別担任コーチ	高校の教科書やレベル、定期テストの日程、「ゼミ」の学習の進み具合等を踏まえて、今日やるべき学習を提案。

＜高3・大学受験生＞

基本絵的には紙教材をメインに学習していきます。基礎を完成させる共通テスト対策「大学受験チャレンジ」、今これが解けていればOK「志望大レベル別合格への100題」等でしっかり受験勉強できます。

料金

料金は「Z会」「進研ゼミ」でそこまで大きな差にはなりません。

Z会

		月額料金（税込み）
1年生	本科	英・数・国・理科基礎：3,910円～ 歴史総合：3,060円～ Asteria：2,992円～
	専科	小論文：4,835円～
2年生	本科	英・数・国：3,650円～ 物・化・生・日・世・地：2,800円～ 理科基礎：3,910円～ 歴史総合：3,060円～ Asteria：2,992円～
	専科	小論文：4,750円～
3年生・大学受験生	本科	東大・京大：5,050円～ 最難関・早慶大：4,950円～ 難関：4,750円～
	専科	共通テスト攻略演習：3,910円～ 小論文・医療系小論文：4,750円～

進研ゼミ

	月額料金（税込み）
1年生	1教科：4,980円～ 2教科：7,480円～ 3教科：9,180円～（自動で5教科対応）
2年生	1教科：6,380円～ 2教科：8,380円～ 3教科：9,380円～（自動で5教科対応）
3年生	共通テスト対策：9,130円～ 1教科：10,200円～ 2教科：11,170円～ 3教科：12,030円～ 4教科：12,780円～ 5教科：13,430円～ 6教科：14,080円～ 7教科：14,730円～ 8教科：15,380円～

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詳細は以前、以下のブログ記事で書きましたので、ご活用ください。

Z会と進研ゼミどちらがおすすめ？

「Z会」と「進研ゼミ」をおすすめな人を以下の表にしてみました。

正直なところ、添削系通信教育でお悩みな人は

• 難関大志望者→Z会
• 中堅大学志望者→進研ゼミ

といった感じでしょう。

Z会がおすすめな人

おすすめな人①：最難関大・難関大志望の人

Z会は難関受験校に強いことで知られる通信教育講座です。実際のところ、他の通信教育と比べるとやや難易度は高めの問題なので、ある程度の基礎学力（偏差値55〜）が身についている人におすすめです。Z会にも共テ対策講座はありますが、共テ対策講座でも難易度的には結構高めです。

難関大志望者にZ会がおすすめという記事を以前書きましたので、こちらも合わせてご活用ください。

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旧帝大等難関大志望者に大学受験講師が『Z会』をおすすめする３つの理由 Z会は、旧帝大と言われる東大・京大・北海道大・東北大・大阪大・名古屋大・九州大、一橋大や東京工業大、早稲田、慶応といった難関大学や医学部医学科を目指す人に向け…

おすすめな人②：そもそも学習意欲が高い人

タブレット学習するにも、添削課題を提出するにも、本人次第のところがあります。塾での指導と違い、直接人とやりとりするわけではないので、さぼろうと思えば簡単にさぼれてしまいます。教材が送られてきても放置・・・という人が一定数出てきてしまうのが正直なところ。。。

おすすめな人③：良質な問題にもっと触れたい人

普段から量はこなしているけど、もっと良問に巡り合いたい！と考えている人にはとてもおススメです。市販の問題集にも良問はいっぱいありますが、こんなに打率の高い良問はZ以外なかなか出会えないでしょう。

おすすめな人④：記述力を高めたい人

解けたと思っている問題でも、自分では気付けない論理の飛躍やミスの発見があるかもしれません。独学や映像授業、学生講師の学習塾では発見できないような細かいところまで指摘してもらえるのは、Z会の添削の最大のいいところ。

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進研ゼミ高校講座がおすすめな人

おすすめな人①：中堅大学志望向け

進研ゼミは東大・京大・早慶等の最難関大にまで対応した教材を用意しています。しかし、最難関大に関しては実績・内容ともにZ会の方が正直おすすめです。Z会と進研ゼミにお悩みの方は、ぶっちゃけ最難関大志望→Z会、中堅大学志望→進研ゼミでいいかと思います。中堅大学志望では、Z会は少し難しいと思います。

おすすめな人②：勉強も部活も遊びも全部本気でやりたい忙しい人

時間がない中でも、スキマ時間を使って勉強したい！部活にもっと没頭したいから、効率よく勉強したい！というようなすべてに全力でやりたい人

おすすめな人③：自発的に勉強できる人

進研ゼミ高校講座は、短い時間で勉強できるようにシステム化されているので、自発的に勉強する難易度は下げられています。しかし、続くかどうかは本人次第といったところ。継続できる最低限の自発性は必要です。

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しかし、こういう人には向いていません。

通信教育は、正直さぼろうと思えばさぼれてしまうのが難点です。最悪、放置状態となってしまう可能性もあります。

高校生は部活や遊び、勉強と忙しいというのが正直なところ。そんな忙しい高校生活の中でも、少しの時間を見つけて勉強できるようなまじめな人でないと、放置まっしぐらです。

勉強にモチベーションがない人やすぐスマホやyoutubeしてしまう人には向いていないかもしれません。

サボり癖があるようならば、少し値が張ってしまいますが、半強制的に勉強させられる塾等の方が向いているのではないでしょうか？

最後に

この記事では伝えられなかった部分もあるので、進研ゼミ or Z会に少しでも興味を持った方は資料請求することをオススメします。

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進研ゼミ高校講座

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ご読了ありがとうございました。