大手三大予備校といえば、河合・駿台・東進です。
その中でも、河合塾・駿台では基本的に生授業という形態をとっていますが、東進では特別公開授業などを除いて映像授業での受講という形です。
「東進ハイスクール」と「東進衛星予備校」の違いがよくわからないって人が多いとは思いますが、受講するぶんには、基本的には同じです。以前は、東進ハイスクール⇒「直営で生授業」、東進衛星予備校⇒「フランチャイズで衛星授業」だったようですが、現在は東進ハイスクールでも特別公開授業などを除いて生授業を廃止したため、直営校が東進ハイスクール、フランチャイズ校が東進衛星予備校という違いがあるだけで、学習システムや各種コンテンツの内容には違いはありません。
「東進ハイスクール」は首都圏を中心に95校舎、「東進衛星予備校」は全国で1000校近くの校舎が運営されています。そんな、東進ハイスクール・東進衛星予備校について、ご紹介したいと思います。
大学受験物理講師・ともくん
青森県出身。37歳。
経歴 東北大学物理学科→東北大学大学院理学研究科物理学専攻→公務員(教職ではない)→塾業界に転職。講師歴約10年(物理・数学)
歴代合格実績:旧帝大医学部、国公立大・私大医学部、東工大、旧帝大等多数
長い講師歴で数千人近くの生徒を送り出してきました。実際にいろいろな生徒と接する中で培った経験値を活かして、より多くの読者の皆様が将来の夢をかなえることができるようお手伝いできればと思っています。
東進ハイスクール・東進衛星予備校の基本情報
名称 | 東進ハイスクール・東進衛星予備校 |
指導形態 | 映像授業 |
合格実績 2023年 一部抜粋 | 東京大学845人 京都大学472人 国公立医学部医学科1,064人 東京工業大学198人 一橋大学195人 北海道大学468人 東北大学417人 名古屋大学436人 大阪大学617人 九州大学507人 早稲田大学3,523人 慶應義塾大学2,218人 |
東進ハイスクール・東進衛星予備校の料金は以下の通りです。すべて税込み価格となっています。
東進ハイスクール | 東進衛星予備校 | ||
入学金 | 33,000円 | ||
担任指導費 | 受験生 | 77,000円 | 66,000円 |
高2生以下 | 44,000円 | ||
通期講座(単科)受講料 | 77,000円 | ||
模試費 | 受験生 | 29,700円 | |
高2生 | 14,850円 | ||
高1生・高0生 | 12,650円 |
- 志望校通期ユニットについて
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講座を多数申込む場合、志望校通期ユニットで申込むと費用を軽減できます。
- 入学金
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初年度のみ。ただし、次年度の継続手続きをされず再入学になる場合は、入学金が発生します。
- 担任指導費
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志望校合格から逆算したスケジュールに基づいて、担任・担任助手が行う学習指導にかかる費用(年度ごと)のこと。
※受験生が、3講座以下の場合、33,000円。 - 通期講座(単科)受講料
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単科1講座(90分×20回ほか)にかかる料金(テキスト代込)。多講座お申込みいただく場合は志望校通期ユニットを活用。※高等学校対応 理科基礎(90分×15回)の受講料は57,750円(税込)
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東進ハイスクール・東進衛星予備校でできること
できること①:超有名実力講師だらけ!そんな先生の授業が全国でどこでも見られる。
授業のわかりやすさは講師のメンツを見れば、折り紙つきです。
日本全国から選りすぐられた大学受験のプロフェッショナル。人気の参考書の執筆者をはじめ、この業界で名の知れたスーパー講師(私の憧れ)だらけです。
東進の予備校講師で一番有名なのは、あの現代文講師「林修」先生ですね。
ちなみに私は、物理の「三宅唯」先生のtwitterをフォローしています。
そんな超有名講師の授業が全国どこにいても、そんな超有名講師の超質の高い授業を受けられるのが特徴です。
河合塾や駿台予備校では大都市にしか校舎がなく、なかなか受講できませんが、東進は地方に住んでいても、全国でもトップレベルの実力講師陣の授業を受けられることは大きなメリットの一つでしょう。
できること②:最大16段階のレベル別!時間も自由に決められる。
映像授業がメインとなっている東進では、各科目の授業がそれぞれ最大16段階のレベルに分かれています。
その中から科目ごとに受講する講座のレベルを分けることができます。
例えば、数学は得意だから、「受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(難関)」、でも、英語は全然できないから、「今井宏の英語C組・基礎力完成教室」みたいに、得意不得意に分けて難易度・進度を調整をすることができます。
対面授業がメインの塾だと時間が決められており、「取りたい講座が、部活とかぶっている・・・」みたいなことがありますが、授業をいつ受けるかを自分で決められるので、部活との両立もしやすそうです。
通常の授業では週1回で進みますが、東進は映像授業なので1週間当たりの制限がありません。得意な科目の先取りをどんどん進めることも可能ですし、苦手な科目を基礎まで戻って一気に復習することも可能です。
できること③:担任指導とチームミーティング
東進ハイスクール・東進衛星予備校では、のべ百万人以上の東進生の学習履歴・成績推移や最新の入試結果などの豊富なデータに基づいた担任指導(合格指導面談)があります。
また、担任・担任助手の指導のもと、5~6人程度の生徒によるグループミーティングが毎週行われます。グループミーティングの目的は、モチベーションアップと勉強計画を明確にすることにあります。映像授業なのでどうしてもモチベが下がったり計画がうまく進まなかったりしがちです。しかし、そのようなことを防ぐためにも毎週担任助手とグループミーティングを行い、正しく学習を進められるような仕組みとなっています。
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どんな人におすすめ?
- おすすめな人①:動画の授業が耐えられる人
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1回90分ほどのなかなか長い授業動画です。1回あたりスタサプが15分程度ですので、それに比べれば長い。。。私の経験上、動画に集中できる人とできない人に分かれてしまいます。これは、半分やる気の問題もあるかと思いますが、やる気はあっても動画に向かな人は一定数います。「授業を見る」よりは「もっと、演習量積んでいたい」と思う私のような人間(笑)もやはりいます。1.5倍速で見れたりするのですが、倍速で見ると生徒の理解が追いつくのか、心配です。無料体験もあるようですので、一度体験してみてから受講を決定してもよいかと思います。
- おすすめな人②:地方に在住の人
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近くに予備校がないけど、質が高い授業を受けたい。。。という人には特におすすめ。地方だと、個別にしても集団授業にしても高校生対象の塾も指導できる人もいないことが多いので、そういう時は、東進は選択肢に入ってもいいのでは。
ただ、上にも書いた通り、「授業を見る」よりは「もっと、演習量積んでいたい」と思う人は、演習しながら学べる「オンライン個別」の方が向いているかもしれません。 - おすすめな人③:忙しいけど、勉強も頑張りたい人
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映像授業ですので、受けたい授業に間に合わないという心配はありません。部活が忙しいと、授業冒頭に参加できず、途中から参加みたいなことが起こりえますが、そういった場合、定義の部分は説明が終わっていることが多いので、最初を聞き逃すことなく授業を受けられるというのはメリットだと思います。大会前で部活が忙しいって人でも自由に時間を調整して授業を受けることが可能ですので後日視聴も容易です。
東進ハイスクール・東進衛星予備校の心配なところ
- 心配なこと①:90分が耐えられるかどうか。
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忍耐力勝負ですね。
勉強が苦手な生徒、嫌いな生徒だと、集中して5分耐えられない人が多いので、本人のやる気は不可欠。集中力が持たない人はオンライン個別 or 個別とかで会話しながらの方が成績は伸びると思います。あと、上でも書いたのですが、「聞く」より「解く」がいい人も、オンライン個別 or 個別へGO! - 心配なこと②:コストは、少し高め
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映像授業ということで、比べてしまうのですが、自宅で見るスタサプは月額2,178円と安いです。
同じ映像授業でも東進では90分×20回で7,7000円と割高です。1週間に1回、90分で考えると、集団授業の塾や予備校と同じくらいのコストがかかります。ただ、その分、難易度やコースのバリエーションも塾よりも多く、個別サポートの「担任指導」等のサポートも塾並みに厚いようですが。。。 - 心配なこと③:授業は勧められても、断る勇気を
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東進の先生も合格してほしいと思うあまり?、映像授業は時間が許す限り勧められることもあるでしょう。
しかし、いっぱい受講すればいいというものではありません。ときには、勧められても断ることが必要です。
映像授業の復習ができること、自学の時間をとれることが大切です。授業は、化学反応でいうところの触媒だと思ってください。授業を見ても、全然復習しなければ、ほぼ意味はありません。ですので、復習ができるよう時間には余裕をもっての受講をおすすめします。
とりあえず資料請求してみましょう
この記事では伝えられなかった部分もあるので、東進ハイスクール・東進衛星予備校に少しでも興味を持った方は資料請求してみることをおススメします。無料体験もやっていますので、ぜひ。
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このほか当ブログでは、高校生活、大学受験に関する情報を多数掲載しています。あわせてご活用ください。
ご読了ありがとうございました。
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